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学資保険に入る?入らない?中立的な立場で丁寧に解説

一昔前は「子供が生まれたら学資保険」という地域がありました。

今はそこまで当たり前に学資保険に入る雰囲気はないと思いますが、学資保険は販売されています。子どものために入っておいたら良いのか、迷いますよね。

私は昔、保険を含む金融商品を販売していました。その過程でお客様から良い話も聞きましたし、保険の良いところを勉強しました。そのためか保険は割と好きですが、学資保険には入りませんでした。

私は投資もしますからその観点も含め、なぜ学資保険に入らなかったのか、どういった場合に利用するのが良いのか解説してみようと思います。

保険と一切利益関係がない(結構重要!)状態なので、フラットな立場で解説できると思います。

学資保険に加入しない理由

学資保険は子どもの学費を準備したいと考える時に利用する保険です。

私も子供の学費はしっかり準備したいと考えていたので検討の俎上には載せましたが、結局加入しませんでした。まずその理由を説明したいと思います。

拘束期間が長い

学資保険のデメリットで利率の低さを挙げる事が多いと思いますが、私はそれは本質ではないと考えています。(それなら現金よりは良いですからね)

一番のデメリットは、一度契約すると長期にわたって契約が続き、契約変更の柔軟性が低い事です。

そして、中途解約すると元本を下回る期間があるのが痛いです。万が一学費以外の事にお金を使いたいと思った時に使いづらくなる可能性があります。

利率が低い

せっかく手元にお金があるなら、増やしたいですね。現金よりは金利が高いとは言え、学資保険の利率は他の商品と比較して低い事が多いです。

時期や商品により変動するので一概には言えないのですが、私が検討した際は終身保険(死亡時にお金が支払われるもの)よりも返戻率が低かったです。

投資信託や国債といった保険機能がないものよりも利率が低いのは保障分として当然なのですが、同じような保障機能を持たせる場合でも他の選択肢よりも利率が低いことがあるので注意が必要です。

昨今のような投資ブームの中では、「(お金が増えたという)良い話」がそこかしこから聞こえてくる可能性があります。

生半可な気持ちで加入してそういった話を聞くと心が揺れるはず。ですから、学資保険の利率で資金を拘束して良いかは真剣に考えた方が良いと思います。

学費だけではない可能性

これはデメリットというわけではないのですが、学資保険に保険的な側面を期待する場合、万が一の事があった時に困るのは学費だけでは無い可能性がある事も頭に入れておいた方が良いと思います。

ある日大黒柱がいなくなってお金に困る場合、学費だけに問題が出るケースは少ないのではないでしょうか。生涯賃金は平均的な収入でも億単位と言われます。

学資保険は教育費の備えにはなりますが、遺族保障全体の代わりにはなりません。住宅ローンなども含めトータルで考える必要があります。

一概に否定しない理由

結果として私は学資保険に入っていませんが、学資保険は悪だとは思っていません。その理由を解説します。

資金拘束力が強い

先程挙げたデメリットの裏返しなのですが、金融商品を使って学費を用意しようとする場合学資保険は資金拘束力が最も強いものの一つになると思います。

正確に言うと学資保険として積み立てたお金を使う方法はあるのですが(これは終身保険でも同じです)、それでも契約であることや中途解約で損をする可能性がある事を考えると強制力は強いです。

親などの契約者に万が一があっても学費が準備できる保障が付いていますし、学費を用意する手段としては依然有力な手段の一つです。

保障機能が欲しい場合返戻率が良い終身保険で運用する方法もあるのですが、その場合は契約を分けたりすると一部を解約したりも出来てしまうので、やはり学資保険の強制力は強いです。

契約である

株式や投資信託は将来の利益を約束していませんが、学資保険は契約条件を満たせば保険会社が支払う義務を負います。

保険会社は契約を履行する義務がありますから、学資保険含む保険契約の場合は市場がどうあれ約束した金額の支払いを受けることができます。

支出の時期が決まっている学費を用意したい場合はこの点は大きなメリットになってきます。

利率が上がると

最近は学資保険の宣伝で「返戻率が上がりました!」というフレーズをよく見ますね。

金利が上がってきたので、それに連動する国債などで資金を運用している学資保険も返戻率が上がってきます。

この傾向が続き、返戻率100%(解約しても損はしない)を超える時期が早くなってくると「とりあえず現金よりは」と気軽に学資保険を検討できるようになるでしょう。※最新のオフィシャルな情報を確認してください。

私が加入しなかった理由

個人的な話になりますが、私が学資保険に入らなかったのは検討当時返戻率があまりに低いと感じたのと、住宅ローンを組む予定があったので保障面を増やさなくても良いと考えたのが理由です。

多少貯金はあったので、大学以外の出費はすでに貯金していた分で賄えるという計算がありました。

そこでシミュレーションをしてみたところ、保守的な前提で考えても18年という長い運用期間があれば、大学入学時に大きな暴落が起きたとしても、自分としては許容できる水準になると判断しました。

実際運用がどうなるか、大学入学時の株価がどうなっているかは分からないのですが、自分なりに納得がいったので加入しないという決断になりました。

まとめ

学資保険は批判されがちな商品ですが、お金を増やすのは二の次で、とにかく学資をしっかり貯めたい!と言う場合には検討する価値があると思います。

本記事の結論をまとめると、学資保険が向くのは以下のような方です。

  • 先取り貯蓄が苦手
  • 教育費を絶対に使いたくない
  • 投資の値動きが不安
  • 親に万が一があった時の保障も欲しい

逆に、向かないのは以下のような方です。

  • 投資経験がある
  • 資金管理が得意
  • 教育費以外にも使う可能性がある
  • 柔軟性を重視する

私は学資保険を選びませんでしたが、それは学資保険が悪い商品だからではありません。家庭の状況や価値観によって最適解は変わります。

大切なのは一般論は脇において、それぞれの特徴を理解したうえで自分で考えて選ぶことです。

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